テレワーカーインタビュー(第2回)

「テレワーカーインタビュー」では、第一線で活躍するテレワーカーや起業家のインタビュー記事を掲載していきます。第2回目のゲストはイラストレーター&プロットライターの佐藤小夜子さんです。

〜「イラストを書くことが好き」をプロの仕事に〜
佐藤さんは、お子さま3人とダンナさまの5人家族。横浜市都筑区で暮らしています。結婚前は、OA機器会社でOLをしていましたが、子育てを機に退職し、自宅で出来るお仕事はないかと探していたところ、ある雑誌の「挿絵を描ける人を募集」の記事を見つけました。もともと絵を描くのが好きだったので、さっそく手書きの作品を応募。採用され、それから、佐藤さんのテレワーカーとしてのお仕事がスタートしました。

 

 

 

 

 

本を読みながらの独学で仕事がスタート
それまで絵は趣味で描いていただけで、仕事として描いたことはなかったのですが、採用されると、「絵が描けるなら、デザインもできるでしょ?」と雑誌のレイアウトもやることに。難しいと言われているイラストレーターやフォトショップを、テキストを見ながら、ほぼ1週間でマスターし、なんとか納品に間に合わせました。それからはイラストだけでなく、レイアウトの仕事も引き受けています。
「本を読みながら独学でマスターしていくということはまったく苦になりませんでした。むしろ知らないことを知るのが楽しくて、何時間もPCの前に座っていました」と佐藤さん。テレワークを始めた当時は、子どもがまだ小さく、手がかかったのですが、兄弟が仲良く遊んでくれたので、なんとかがんばれたそうです。自宅でやっていると切れ目なく仕事してしまう性格だという佐藤さんは「子どもたちと過ごす時間」を意識して取るようにしています。おかげで仕事のオン・オフの切り換えが上手くなったとか。

テレワーカーとして気をつけていること
そんな佐藤さんにテレワーカーとして、気をつけていることはなんですか?と聞くと、真っ先に「仕事の納期に遅れないこと」と返ってきました。締切よりも少し早めに出すことを常に心がけているそうです。そしてもう一つ心がけていることは、「途中で投げ出さず、手を抜かない」こと。テレワークの仕事は、クライアントから信用されることが何よりも大切なので、頼まれた仕事は完璧にこなすようにしているそうです。時には無理をすることもありますが、それが次の仕事に繋がると思えば、苦にならないといいます。「どんな仕事も『できない』と諦めず、『できる』という前向きな気持ちで取り組んでいます」という佐藤さん。クライアントから仕事が来なくなるのが怖いので、今まで頼まれた仕事を一度も断ったことがないそうです。
しかし、佐藤さんも今までには、せっかくやった仕事がボツになってしまったり、大きな失敗をしたり、落ち込むこともありました。そういう時は、すぐに気持ちを切り替え、新たな気持ちで次の仕事に取り組むようにしています。「次の仕事に集中することで、嫌なことは忘れられるので、後に引きずることがありません」と佐藤さん。

仕事を楽しむために勉強を続けるという姿勢
そんな佐藤さんは、最近新しい仕事に挑戦しています。それは、プロットライターというお仕事です。プロットライターとは、ドラマや映画などで脚本を書く前に、シーン展開やストーリーを固めてシナリオを作るというお仕事。なにか新しい仕事をしてみたいな~と考えていたとき、子どもの頃小説家になりたかったことを思い出し、いろいろ調べて、シナリオライターの勉強会に参加し、この仕事を知りました。制作会社に自分の作品を応募したところ、採用され、今は制作会社から仕事の依頼がくるように。いつか自分の作品が放映されることを夢見ています。「頭の中にさまざまな空想をして、シーンを思い浮かべながら、それを文字にしていくという仕事は、デザインの仕事とは真逆な脳を使います。それがいい気分転換になっています」と、二つの仕事に楽しんで取り組んでいる様子がうかがえました。

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今の自分に満足しないで、いつも新しいことに挑戦していく、いつも新しい勉強をしていく、ということが、佐藤さんのお仕事を作り出しているのだと思います。楽しく仕事をしていくための勉強は苦にならないという佐藤さんに、自分も勉強しなくちゃ、とあらためて思いました。

佐藤小夜子さん プロフィール
横浜市出身。結婚後、勤めていた会社を退社。3人の子供を育てながら、イラストレーターとしてテレワークをスタートさせる。独学でDTPを学び、DTPデザイナー、WEBデザイナーと仕事の幅を広げ、現在はドラマのプロットライターとしても活動中。