コミュニティデザインのための3つのデザイン

2010年11月18日

とてもおもしろそうな講座の紹介です。

********************

横浜ストリーム1日集中講座
コミュニティデザインのための3つのデザイン
〜情報・グラフィック・プロセス〜
【企画目的】

横浜ストリーム事業の目標は「地域情報の発信者を育て、多様な情報が行き交う基盤をつくり、持続可能な体制で運営していく」こと。
この目的達成にあたり、事業を主催するわたしたちは、単にツイッターやブログ、動画撮影の技術伝授やウェブの仕組みの構築だけでは不十分だと考えています。

情報はある人からある人に「受信」されたときに、初めて価値を持ちます。

そのためには、発信した情報がどのように他者からみられるのか、伝わるのか、受け取られてアクションに転回していくのかを、発信者自身が意図しながら組み立てていく=デザインしていく必要があります。

さらに、その情報を地域でのアクションとして具体化していくときに、立場や考え方の違う人々が集まって作業し、対話をする「場」が生まれます。
この「場」をどのようにデザインすると、参加者が「共有する場」になり、協働するコミュニティとして立ち上がってくるのか、今回の1日集中講座を通して、ゲストとともに考えを深めていきます。

本講座では、大きなテーマとして(人・歴史・サービスなどの)地域資源を編集し、再構成していく「コミュニティのデザイン」を掲げました。

この大きなテーマを
1)情報デザイン (場と情報の「編集」に着目する)
2)グラフィックデザイン (的確に受け手に伝える戦略的な「視覚化」に着目する)
3)プロセスデザイン (プロジェクトや話し合いなどの「過程」に着目する)

の3つに分解し、それぞれの分野の専門家と参加者がともに小グループで議論します。

この集中講座を通し、参加者に「地域資源・地域情報をデザインする」意味の理解を促し、よりよい実践につなげる機会とします。

日時: -11月21日 13時〜17時(受付12時半開始)
場所: -横浜ワールドポーターズ6F イベントホール・会議室
(横浜市中区新港2丁目2番1号)
地図: –http://www.yim.co.jp/access/index.html
参加費:-無料

主催: -横浜地域情報化推進協議会

講師:

・渡辺 保史氏

北海道大学高等教育推進機構科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
客員准教授
大学院環境科学院グローバルCOEプログラム 上級コーディネーター

http://www.adobe-education.com/interview/interview20.html
http://twilog.org/nextdesign/

・熊谷 淳一氏
(株)ノイエデザイン代表・アートディレクター
東京都城東地域中小企業振興センター デザイン支援専門家 登録デザイナー
財団法人千葉県産業振興センター 専門アドバイザー

http://www.pref.chiba.lg.jp/sanshin/design/consul/index.html
http://www.noiedesign.com/

・大枝 奈美氏 コミュニティ・ファシリテーター
横浜ストリーム地域レポーター育成基礎講座 ディレクション
国立科学博物館サイエンスコミュニケーター養成講座講師
http://www.be-nature.jp/facilitation/staff/oheda.php

・杉浦 裕樹氏  NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事
地域情報化アドバイザー、ヨコハマ経済新聞編集長
http://iddy.jp/profile/yokohama/
概要
▽オリエンテーション 13:00-13:15

・ 横浜ストリーム事業説明
・ 本日のイベント概要と進行説明
▽ 公開トークセッション 13:15〜14:45 (90分)

「デザインをめぐる4つのストーリー/情報、プロセス、グラフィック、コミュニティ」

▽グループトーク 30分×2セット=計60分(休憩10分) 15時15分〜16時25分
ゲストの3人が講師になり、参加者との対話を通じて、さらに「デザイン」についての考えを深めます。

A. 大枝グループ プロセスデザイン
「自分事になって前に進める~参加型の場のためのプロセスデザイン」

B.熊谷グループ グラフィックデザイン

「共感してもらえる、行動してもらえる、自分でできる~伝えるためのグラフィックデザインの技術」

C. 渡辺グループ 情報&コミュニティデザイン
「デジタル」と「フィジカル」の融合に向けて -情報デザインの、本当の可能性について考える-

▽クロージングトーク(16時50分終了)
・渡辺さん、大枝さん、熊谷さんからコメント
・主催者挨拶

申込: -お名前、参加を希望されるグループトーク(A,B,C)をご記入の上、下記メール宛てにお申し込みください。
Email:ystream@yokohamalab.jp